正視・近視(近眼)・遠視・乱視について | 堀田めがね店

正視・近視(近眼)・遠視・乱視

正視

目の調節をゆるめた状態で、遠くからの平行な光が網膜上で焦点を結ぶことができる眼です。
近くの物を見るときは、水晶体を膨らますことによって焦点を網膜上に結びます。
あらゆる距離のものをはっきりと見ることができます。

正視のしくみ

近視(近眼)

角膜や水晶体の屈折力が強すぎたり、眼軸が長すぎるため、遠くからの平行な光が網膜よりも手前で焦点を結び、遠くの物がぼんやり見える状態です。凹レンズで補正します。
よって、近くのものは正視の目より水晶体を膨らまさずに見ることができます。
近視の進行はだいたい二十歳ぐらいまでと言われていますが、、パソコンワークなどによる目の酷使によって変化する可能性があります。
また、近方作業を長時間続けると、調節をつかさどる毛様筋が異常に緊張し、近方作業をやめた後でも緊張状態が残る場合があります。これにより、一時的に近視状態になることを仮性近視といいます。

近視のしくみ

遠視

角膜や水晶体の屈折力が弱すぎたり、眼軸が短すぎるため、遠くからの平行な光が網膜よりも後ろで焦点を結ぶ状態。凸レンズで補正します。
弱度の遠視で調節力のある若い人は、水晶体を膨らませるなどの調節力を用いることで、網膜にピントを合わせることができ、遠くのものを見ることができます。
近くの物を見るときは、正視の目より水晶体をたくさん膨らますことによって焦点を網膜上に結びます。この調節力が加齢により衰え、ピントを合わせることができなくなったとき、近くも遠くも見えにくくなってきます。
つまり弱度の遠視の方は、通常は視力が良く、生活に不便はありませんが、目を開けている間じゅう、水晶体を膨らませているので、眼精疲労などの原因となります。
一般的に、調節力の衰えからピントが合わせにくくなって遠視だとわかる人が多いですが、早くから遠視の眼鏡をかけることによって眼精疲労などからくる肩こりや頭痛などを軽減することができます。

遠視のしくみ

乱視

一般的に角膜と水晶体のゆがみによって引き起こされ、外から入ってくる光の方向によって、目の中で焦点の結ぶ位置が違ってきてしまう状態。
点が線や楕円に見えたり、物がダブって見えたりします。
ただし、正常な眼でも角膜や水晶体は完全な球体ではなく楕円形になっているため、多少のゆがみが出るのが普通です。
近視・遠視の人も乱視になります。

乱視のしくみ